相手に何かを伝えるのは「論理的に」伝えよう!とか、
「論理的に考えろ!」って仕事では良く言われる。
うるさい上司や、インテリ野郎は口うるさく言ってくる。
でも、本当に「論理」が一番大事なのか?
むしろ、現代では「感性」の方を重視すべきだと僕は思う。
正しくは「感性も」大事だということ。
それなのに、世間では「論理」を重視しすぎな風潮がある。
それって違うんじゃないかと僕は思うんです。
今日はそんな「論理」と「感性」の関係性についてシェアしたいと思います。
論理ってそもそも何?
論理とは筋道のこと。
誰かに何かを伝えるのは、自分の主張や感情がベースにある。
ただその思いをぶつけても、それだけじゃ伝わらない。
「だから何?なんでそうなるの?」って言われるのがおち。
自分の主張には必ず「根拠」がいる。
そして、その根拠を裏付ける事実が必要になってくる。
自分の主張や意見は主観的なものだから、その担保として客観的事実に基づく根拠がいる。
でも、論理よりも先に感性の方を重視するべきなんじゃないの?って僕は思うんです。
いくら論理を構築しても、人は感性や直感で判断しているのがほとんどだから。
例えば、仕事の時を考えて欲しい。
自分が上司に何か提案したとする。
その時に、「お前の言ってることわかるけど、却下!」って場合ありませんか?
その「却下!」ってのはその上司の感性で判断されているのです。
もっと日常的な場合でも同じ。
いくら話が論理的でも、人間的に無理な人の話は納得しない。
それなのに、自分が好きな人や尊敬している人の話だったらスッと入ってくることがある。
これは直感的に脳が決めているんです。
いくら丁寧に論理を構築しても、感性には勝てない。
じゃあ「論理」はいらないのか?
答えはもちろんNo!
論理と感性の順番が大事!
論理はもちろん大事だけど、順番が鍵になる。
実は人間の脳みそは、「感性」→「論理」の順番で物事を判断するのだ。
これはノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマンが「ファスト&スロー」で述べている。
人間の脳には「システム1」と「システム2」というものがあるらしい。
システム1は速い思考で、システム2は遅い思考のことである。
つまり、感性や直感がシステム1で、論理がシステム2ということ。
そして、主に人間はシステム1→システム2という流れで物事を捉えているのだ。
だから、システム1を通過できないものはそのまま弾かれることになる。
さっきの例のように、「わかるけど却下!」って状態だ。
ということは、論理よりも感性や直感が大事だと思いませんか?
客観よりも主観的に人間は判断しているんだから。
ちょうど今ブログを書いてるから、ブログを例にして考えてみよう!
感性を重視していないブログ
ブログという文字媒体のものでも同じだ。論理より感性の方が大事だ!ということを今まさに実践しているのである。ものすごく読みづらくなないですか?わざとなので我慢してください。笑
こんな感じで、適度に改行されてない文章って読みづらいんです。
読んだ瞬間にわかりますよね。
改行されてないと、黒い塊がぎゅっと詰まった感じがして、読もうとすると疲れます。
これが何行も続くと、やばいですよね。
でも、たまにTwitterでブログをのぞいてみると、結構あるんです。
文章って読む前に目で見てるんです。
だから、パッと見の印象って大切ですよ。
これって感性の部分です。
つまり、読者に「読もうかな」って気持ちにさせるには、システム1を重視しないといけません。
いくら中身が論理的でも読んでさえもらえないんです。
この文章もここまで読まれてないかもしれませんね。笑
読んでくれてる人は、本当にありがとうございます。。。
もうちょっと読んでください。笑
じゃあどうすればいいのか?
感性→論理→感性を行き来すること!
最初は自分の直感でいいんです。
自分の主観で判断する。
でも、主観だけではシステム2を突破できない。
だから、そこで初めて論理を構築するのです。
そして、その論理を再び自分の感性でチェックをします。
この流れが必須です。
ブログも同じ。
- 書く内容を決める(主観)
- キーワードと検索ニーズをリサーチする(客観)
- ニーズをもとに仮タイトルとアウトラインを作成(主観)
- 見出しの構造を論理的に体系化(客観)
- 書く(主観+客観)
- 推敲&編集(主観)
感性で論理をサンドイッチ状態にすること。
どんなに論理を頑張っても、最後の決め手は自分の感性です。
だから、「論理」よりも「感性」を大事にしましょうってことです。
じゃあ感性ってどうやって磨くんだ?って疑問に思うかもしれません。
それは長くなるので、また別の記事で書こうと思います。
ありがとうございました!